桜が綺麗な時期になって参りましたね。
と言うかもうピークは越えてそろそろ散り始める頃かな。
私は桜はこの時期が一番好きです。
桜って言うのはいろいろと小難しい花であって。
まぁ、色々学術的なことはおいて置いても、綺麗なだけではすまないお花でもあります。
私の通っている大学は近くに大きな桜並木がありまして、
ソレはもうたいそう綺麗に咲き乱れてくれます。
風が吹くたびに視界を桜の花びらが埋め尽くし(危ない)、
車が通るたびに落ちた花びらが舞い上がり一筋の波を作る姿はまた格別であります。
でもまぁ、桜って散ったら後はゴミなんですよね。
みんながみんな踏みつぶしていき花びらはぐしゃぐしゃのどろどろ。
アスファルトにこびりついて綺麗だなんてもう誰も思いません。
それを近隣住民や、おそらくはソレ専用のスタッフなのか桃色の制服をそろえたおばさん達がしきりに掃除しているのです。
どんなモノにも側面があります。
美しいモノにはその側面が、
汚いモノにもその側面が、
綺麗な桜、汚い桜、有益な桜、迷惑な桜、散る桜、咲く桜。
そのどれもが桜であって、
そのどれもが桜という1つの花のたった1つの側面でしかないわけです。
綺麗な桜が好き!
そう言う人は私はあまり好きではないですね。
春の一瞬。
満開となった瞬間にしか喜ばれない桜ですけど、
その桜も一年を通してソコに有り続けます。
桃色の桜、青い桜、葉の落ちた桜。
綺麗なモノには、綺麗でないときもあるわけですし、綺麗でないときもあってこそ、綺麗なときもあるわけで、
何かと言えば、色々な側面を見て、色々な桜を見て、
それで桜を愛して上げて欲しいと、そう言うコトです。
桜は春と、新年を祝う花。
確かにそうではあるけど、ソレだけではないんです。
そして、ソレはきっと、花も人間も同じ。
生き物はきっとみんな同じです。
いえ、生き物以外だってそうなのでしょう。
そんな私の桜学(?)
毎年この時期になると同じ気持ちになります。
いずれ小説とかでも同じようなことを取り上げたいですね。
それ程に、私はこの桜が好きなのかも知れません。
そして来年も、同じこのブログで、同じようなことをのたまえると良いですね。
それでは今日はこんな所で。